- 映画「JOKER」に興味のある方
- 「バットマン」シリーズが好きな方
- Amazonで何を見ようか迷っている方
- 人の内面を考えさせる映画が好きな方
- こわい映画が好きな方
みなさん、こんばんは。
昨日、ついに見ました。
話題作でもあり、名作でもあり、問題作との呼び声高い、
映画「JOKER」。

見ようかどうしようか、
ずっとためらっていました。
興味はめちゃくちゃありましたが。
今回は映画「JOKER」の感想を率直に書きたいと思います。
どうぞお付き合いください。
映画「JOKER」とは


映画「JORKER」の主な受賞歴は以下。
- アカデミー賞(主演男優賞・作曲賞)
- ゴールデングローブ賞(主演男優賞・作曲賞)
- ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞



そうそうたる受賞歴。
これは名作に間違いないね
監督は「トッド・フィリップス」。


映画「ハングオーバー」シリーズの監督と言ったらわかる方もいらっしゃるのでは。
そして、主演は「ホアキン・フェニックス」(アーサー・フレック役)。


映画「スタンド・バイ・ミー」の「リヴァー・フェニックス」をご存じの方は多いのでは。
ホアキン・フェニックスはその弟さんです。
そして、脇を固めるのが、
名優「ロバート・デ・ニーロ」(マレー・フランクリン役)


そうです。ゴッドファーザーの。



いやー、豪華だわ。
この二人が出てるってだけでも、もう見たくなっちゃいますよね。
映画「JOKER」のあらすじ


この映画はアメリカの人気アニメ「バットマン」の悪役である「ジョーカー」の誕生について描かれています。
舞台は1981年のゴッサム・シティ。
体の弱い母親の面倒を見ながら、コメディアンを目指す純粋で心優しいアーサー・フレック。


苦しく貧しい生活ながらも「どんな時も笑顔で人を楽しませなさい」という母の言葉を胸に懸命に生きていました。
アーサー・フレックは幼少の頃から精神病を患っています。その病は苦しい時、辛い時に突然笑い出してしまう発作を伴うものでした。
その奇妙な発作から同僚や周りの人間から気味悪がられ、疎まれてきました。


何とか市から配給される薬でその病をしのいできましたが、市の財政難から薬の配給もなくなってしまいます。
ほぼ同時期、仕事中のミスがきっかけでアーサー・フレックは職までも失ってしまうのでした。
そんな失意のどん底にいるアーサーにさらに大きな災難が待っています。


その災難が引き金となり、アーサー・フレックの人生の歯車は狂いはじめ、やがて悪のカリスマ「ジョーカー」へと変貌していくのでした。
映画「JOKER」がおすすめできない5つの理由


結論から申しますと、私はこの映画を見て後悔はしていません。
むしろ、とても素晴らしい映画だったと感じます。
しかし、人におすすめできるかというと、



正直、微妙なところです…。
なぜなら、以下の理由からです。
- 主人公のアーサー・フレックが可哀そうすぎる
- 世の中の不条理さをこれでもかと見せつけられる
- 暴力シーンのオンパレード
- 見終わった後に救いがない
- 主人公のアーサー・フレックに感情移入すると凹む
主人公のアーサー・フレックが可哀そうすぎる
あまり詳細を話してしまうと、ネタバレになってしまうので控えますが、とにかく



主人公のアーサーが超可哀そう。
老いたお母さんの面倒を見ながら、道化師として日銭を稼いで何とか毎日をやり過ごしているアーサー。
彼に対して悲劇や不幸は容赦なく降り注ぎます。
そして悲劇や不幸は映画の後半、アーサーがジョーカーになるまで続きます。



神様って本当にいるの?
そんな気さえしてきます。
これは見てるだけでも辛いです。
世の中の不条理さをこれでもかと見せつけられる
アーサーは精神疾患を患いながらも、
「どんなときも笑顔で人を楽しませなさい」
という母親の言葉を胸に、道化師として日々過ごしてきました。



貧しく、苦しい生活ではありますが、
心優しいまま必死に生きてたんだよ。
そんなアーサーに対して、他人からの不条理な暴力・蔑みは容赦なく襲い掛かります。
逆に、アーサーを肉体的・精神的に苦しめる登場人物は総じて満ち足りた生活を送り、のうのうと生きています。



映画の前半は、
特に見ててつらかった~。
暴力シーンのオンパレード
この映画、R-15指定なんです。
とにかく暴力シーンが多い。しかも、嫌悪感を感じるようなリアルなタイプのもの。



見てるだけで気分悪くなるレベル。
この点だけでも、この映画を勧めるのをためらわさせます。
見終わった後に救いがない
貧しく苦しい生活の中、必死にもがく孤独だが心優しいアーサー。
突然、彼の人生は狂いはじめ、だんだん悪のカリスマ「ジョーカー」に変貌していきます。
コメディアンとして成功することもなく、
ひそかに思いを寄せる女性と結ばれることもなく、
残された唯一の家族とも幸せに暮らせず、
「アーサー・フレック」は深い闇へ落ちていくのでした。



こんな優しい人の幸せ、
奪わなくてもいいのに。
この映画を観賞してる最中、そんなことをずっと考えていました。
主人公のアーサー・フレックに感情移入すると凹む
私は、「ジョーカー」になる前の「アーサー・フレック」に深く感情移入しました。



踏んだり蹴ったっりって、
ついつい自分に重ねちゃう。
特に以下の点で共感してしまい、かなり凹んでしまいました…。
- 自身を取り巻く、貧しく苦しい環境
- やることなすことうまくいかず、芽が出ない
- 健康に問題を抱えながらも幸せになりたいともがく
- 周りから蔑みの目で見られてもやり過ごす
- いつか自分のことを認めてもらいたいと願う
映画「JOKER」を見てくださったら、どれかひとつは共感していただけるのではないでしょうか。



これだけ不幸な境遇なら
「悪堕ち」してもしゃーないわ。
とはいえ、映画「JOKER」は一見に値する映画


これまで、映画「JOKER」をおすすめしない理由について解説して参りましたが、
本音を申しますと、



映画「JOKER」、
みんなも見なよ!
って声を大にして言いたい!
観賞中はつらい、かわいそう、悲しいそんな感情が終始沸き起こります。
見た後もとても疲れるので、この映画は見るタイミングが非常に重要です。



自身が落ち込んでいたり、
疲れているときは
見ないほうがいいかも。
自分自身のコンディションが悪いと、この映画の負の部分が精神的に重くのしかかってきます。
特に前半のひたすらアーサーに不幸が降りかかるのは見ててつらかったですね。



後半、
アーサーがジョーカーになってからは、痛快な部分も出てくるけどね。
ぜひ、「今日なら大丈夫」を思える日に見てください。
ちなみに私はこれから週末でウキウキしている金曜日の夜に見ました。



日曜日の夜はやめとき~。
まとめ


これまで、映画「JOKER」の解説と、この映画をおすすめしない5つの理由について述べました。
まとめると、
- 主人公のアーサー・フレックが可哀そうすぎる
- 暴力シーンのオンパレード
- 世の中の不条理さをこれでもかと見せつけられる
- 見終わった後に救いがない
- 主人公のアーサー・フレックに感情移入すると凹む
映画「JOKER」をおすすめしない理由は、見る人の感情を大きく揺さぶるから。
それだけ見る人の心をつかむということは、この映画の完成度の高さを物語っているのかもしれません。
取り扱い注意の映画ではありますが、一度見たら頭から離れません。



くれぐれもコンディション
整えて見てね。
理解するのが難しい映画なので、一回でわからなければ何度もAmazonプライムビデオで繰り返し見ることもおすすめします。
もしよかったら、この映画「JOKER」の世界にどっぷりつかってみてください。
それでは、行ってらっしゃいませ。


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